オフロードタイヤまとめ的な記事
今回市販されているオフロードタイヤについてインプレも含めてざっとまとめてみました。
オフロードタイヤの種類について
ブロックタイヤとも言われるオフロードタイヤにはいくつか用途別に種類があります。
MXタイヤ
BRIDGESTONE X10(競技用)
MXタイヤについては履いたことがないので詳細は省きますが、固いコンパウンドに尖ったブロックパターンが特徴。土や泥の路面にブロックをぶっ刺して走ります。
エンデューロタイヤ
DUNLOP D909(競技用)
モトクロスとは異なり倒木・岩・川など自然の地形を走ることを想定したコース向けのタイヤ。所謂オールラウンダーなタイヤです。
トライアルタイヤ
ブロックパターンが特徴的でその形状からキャラメルブロックと言われます。コンパウンドは非常に柔らかく岩場を走るためのタイヤ。摩耗が激しく表面にある切れ込みがなくなると寿命。
トレールタイヤ
DUNLOP D603
IRC GP-210
オン・オフともに走れるバランスの良いタイヤ。タイヤの寿命もあり公道走行のための物です。競技用車両でないかぎりほとんどはこのトレールタイヤを履きます。
今回はこのトレールタイヤについて解説していこうと思います。
トレールタイヤの種類について
オンオフ両用であるトレールタイヤですがこちらもおおまかに三種類に分類されます。
オンロード重視
オンロード重視のタイヤはブロックの面が大きくオンロードタイヤの溝が多く掘られているイメージ。砂程度であれば走れますが泥や岩場なんかは不向き。オンロードタイヤには21インチ設定のタイヤは無いのでオフ車には乗っているけどオフロードは走らないよーって方はこのタイヤを選択します。
・BRIDGESTONE BW201/202(WT)(TL)
・BRIDGESTONE BT45(WT)(TL)
オンロードタイヤだが21インチ設定がある珍しいタイヤ
・DUNLOP D604(WT)
・IRC GP210(TL)
・MICHELIN SIRAC(WT)
オンオフ両方
オンオフともにバランスのとれたタイヤ。ブロックパターンはエンデューロタイヤに近いかな?オンロード重視のタイヤに比べブロックの面積が減りコンパウンドも少し柔らか目。
排土性がありオフロードでも使えサイドウォールにもブロックがあるのでオンロードもOK。メーカーによってはオフ寄りであったりオン寄りであったりと様々。純正タイヤに選択されるのは大体このカテゴリー。
・BRIDGESTONE TW301/302(WT)(TL)
別名トレールウィング。コンパウンドは固めで恐ろしく寿命が長い
・DUNLOP D605(WT)(TL)
バランスのとれたタイヤ。このカテゴリーで一番オフ寄り。
・IRC GP-1(WT)
・IRC GP21/22(WT)(TL)
こちらもバランスのとれたタイヤ。D605よりオンロード寄りかな?
オフ重視
公道走行できるオフロードタイヤで一番グリップのあるカテゴリー。
コンパウンドはかなり柔らか目で寿命は短いものがほとんど。オンロードも走れるけどそんなに期待しないでねって感じ。ブロックパターンは様々でシチュエーションによって使い分けします。
・DUNLOP D603(WT)
オフでのグリップは絶大だが消しゴムのように恐ろしく減りが早い。
リアで2000kmぐらいの寿命
・IRC TR-8(WT)
オフでの性能良し。D603より若干寿命は長い。
オンロードはツーリング程度。
・IRC ツーリスト(WT)(TL)
公道走行可のガレ場最強タイヤ。キャラメルブロックの特徴的なパターン。
外径が大きいので車種によっては取り付けが面倒。
・MICHELIN AC10(WT)
公道走行可のMXタイヤ。サンド質の路面に最適。
コンパウンドは柔らかく寿命は短め。オンロードはおすすめしない。
・PIRELLI MT21(WT)
オフだけでなくオンロードでもグリップする。
自走でオフロードコースに行く人向け。
ロードノイズが酷く、値段が高い
勝手に比較
・ライフで選ぶなら・・・
TW301/302 > GP-1 > GP21/22 > D605 > オン重視タイヤ全般
・ガレ場・岩場なら・・・
ツーリスト >>>越えられない壁>>>その他
・ライフなんて気にしない!
D603一択
以上、ガンザキの主観入りまくりのインプレでした。
byガンザキ