セローの電源ユニット事情
セローの電源ユニット周りの老朽化に伴い一新しましたので例のごとく記事にしたいと思いますん。
先日、前の車両から何年も使用していたUSB電源が接触不良になってしまったことから整理も兼ねて一新することになりました。
今回用意したもの
DAYTONA D-UNIT
複数電源を一か所に集約できる優れもの。以前はホーンやらヒューズボックスやらから配線を引っ張て来てしっちゃかめっちゃかだったので、整理するついでにこちらを購入。
ギボシ(CA/CB103)
D-UNIT用。よくお店で見かけるエーモンのギボシはCA/CB104が多いですがD-UNITは何故かCA/CB103。CA/CB104だと径が大きいため、ゆるゆるきつきつになってしまうので購入しておきましょう。それにしても高えな・・・
LOFON 非接触充電器
置くだけで充電できかつ防水防塵で他に似た商品が無いことから昔から愛用している充電器。2年ほど使って表面が劣化してしまったため再度購入しました。
↓※ガンザキ怒りの声(読み飛ばし可)
某通販サイトで充電されないとか充電が追い付かないとか書いてありますが、バイクのUSB電源が入力に見合っていないことがほとんどの原因だと思われます(USB電源が2.1A出力できるものだからと言ってもちゃんと2.1A出力できる場所からきっちり分岐してるかも怪しいし。)
入力=9V1.6A 出力=7.5W,10Wです。注意しましょう。
ちなみにガンザキはRAMマウントに張り付けて使用してます。↓
KOMINE EK-211
一口タイプのUSB電源。QC3.0に対応したUSB電源が他に無く、LOFONの非接触充電器に対応した優れもの。お値段も安いのでおススメですが変圧器?の部分がそこそこでかいのが難点。公式にもKOMINEがイイヨって書いてありますね。↓
ヒューズ電源取り出し用のやつ
正式名称がわからん。アクセサリー電源をヒューズから取り出す奴。スマートに配線できるのでガンザキは結構気に入ってます。
(本当はブレーキランプのカプラから分岐できるやつあるけど売ってなかった)
作業
外装外し
作業しやすいように一通り外装を外します。
- サイドカバー(両方)
- シート
- シュラウド(両方)
- フロントカウル
- 車載工具入れ
D-UNIT設置場所決め
電源ユニットがそこそこ大きいのでまずどこに設置するか仮決めします。
当初、車体左側サイドカバー裏にスペースがあると先人達がおっしゃっていたのでそこに入れようかと思っていたのですが、蓋を開けてびっくり。なんか先客がいました。
上の赤丸はエアインダクションシステムと言ってざっくり排ガス浄化システムなるものなのですが、どうやらこやつはガンザキのセローの型式(DG17J)だと存在するようです。
ちなみに2018年以降のDG31Jは撤去されているそうで・・・
AIキャンセルしても良いのですがあいにくパーツが無いため別の設置場所を探し、結局無難な車載工具入れに決定しました。
車体右側。奥に見えるのがD-UNIT、手前がKOMINE EK-211の変圧(?)器。車載工具は泣く泣く撤去。
設置場所は決まったので今度は配線の取り回しを決めます。
配線
D-UNITの配線は
①バッテリープラス線
②バッテリーマイナス線
③アクセサリーの三本です。
D-UNITはバッテリーから電力供給しつつイグニッションキーに連動するような仕組みのため、アクセサリーにも繋ぐ必要があります。
イグニッション連動のためだけなので正直どこでも良いのでヒューズボックスから前述のヒューズ電源取り出しキットを使って取り出します。
↑蓋が閉まらないのでニッパーでカット。(こういうところは結構テキトーなガンザキ)
幸いヒューズボックスはバッテリーのすぐ横なのでまとめて結線して配線はOK
↑配線取り回しの図
それにしてもこのD-UNIT、配線の長さが本当にジャストでびっくり。
USB電源とETC用の配線は車体左側の車載工具入れにまとめておきます。
ちなみにガンザキのETCは一体型でRAMマウントで取り外しできるようにしてあります。盗難防止。
↑車体左側。USB電源に元々ついていたヒューズはすぐに交換できるようにこのような位置に。
↑車体右側。USB電源の中間接続用プラグも取り外ししやすいようにこんな感じにセッティング。どうやらこのプラグはKOMINEの電熱ジャケットやらに繋げるらしいので、後々のことを考えて。
最後に通電チェックをして問題無いことを確認、完成です。
終わりに
今やバイクにかかせない電源類ですが、配線がごちゃごちゃしてしまうことも多々あります。急な電装系トラブルにすぐに対応できるよう綺麗にまとめておくことが大切ですね。
byガンザキ