セローにホムセン箱 改良編
以前まで使用していたRV460から容量アップを狙って新しいホムセン箱を購入し取り付けてみました。RV460で培ったノウハウを生かしていくよ。
以前まで使用していたホムセン箱
↑アイリスオーヤマ RV460
以前の記事にもさらっと登場していますが、キャンプツーリングで大活躍していたRV460。こちらは数年前に購入しフックやら底板やらを自作・取り付けし使いやすくしておりました。
↓こちらを参照
が、以前から北海道にツーリングに行きたいと考えており、どうせならこれを機に容量アップしちゃおうかなと思い今回新しいホムセン箱を購入・改造することになりました。
新しいホムセン箱
コーナンブランド オリジナル コンテナBOX45L PAME-693(写真左)
こちらが今回購入したホムセン箱。以前のRV460が30Lだったのが今回45Lに増量。横幅が455㎜から605mmと大分大きくなっておりその分容量が15Lほど増えてます。
容量 | 横幅 | 奥行 | 高さ | 鍵 | |
PAME-693(コーナン) | 45L | 605mm | 383mm | 326mm | 無し(取り付け用の穴あり) |
RV460(アイリスオーヤマ) | 30L | 455mm | 361mm | 351mm | 有り |
↑比較表
高さだけ以前より30mm弱低くなっていますが、縦積みしている荷物にはあまり影響がなくかつ若干重心が低くなるのでここは問題なし。
鍵は別途錠前を用意する必要がありますがこれも問題なし。
開閉方法はコーナンにヒンジがなく蓋が外れてしまいますが、後述する方法でこちらもOK。
作業
キャリア取り外し
寸法や金具取付の位置決め等のため一旦車両から外します。
- サイドカバーを外す
- シートを外す
- テールカウルを外す
- ヒートガードを外す
- キャリアボルトを外す
リアの外装は一通り外します。テールカウルはテールライトの配線を繋いだままでも作業はOK。
ヒートガードはキャリアのボルトを外すのに邪魔なので外しておきます。
ここまで外せばあとはキャリアを外すだけですが、ちょっとコツがいります。
キャリア自体がシートフレームより若干幅が狭いので上に引き抜けません。そこでキャリアを前にずらしながら赤丸の隙間にキャリア後方のステー部分を入れるようにずらすと、反対側が抜けるので後はキャリア後部を持ち上げてカウルを前にずらしながらキャリアから引き抜けばキャリアが外れます。(文章で伝わるかなぁ・・・)
元に戻す時は逆の手順で行います。それにしてもめんどくせぇ
各種フックの取り付け
箱の四辺と蓋にフックを付けてちょっとした小物や蓋に荷物を固定できるように改良します。RV460で使っていた物を流用。
フック類の固定には大き目のワッシャーにシーリング剤(バスボンドとか)を付けて挟み込むようにして取り付けます。水侵入防止。
よく側面にだけフックを取り付けている方は見かけますが蓋に物を固定する場合、ネット等を使って側面のフックにひっかけると蓋が開けられなくなります。
そのためガンザキは蓋にもフックを取り付け荷物を載せたままでも蓋が開けられるように改良してます。
ヒンジ取り付け
前述の通りコーナン箱にはヒンジがありません。無いほうが便利!という方もいるかと思いますが、ガンザキ的にあったほうが蓋が吹っ飛んでいかなくなるので必要です。(以前吹っ飛ばした)
ホムセンなんかで売ってる丁番を取り付けるのも良いんですが、丁番を固定するネジで蓋に隙間が空いてしまうのが嫌なのでキーホルダーなんかについてる輪っかを利用して
ヒンジを作成します。↓こんなやつ
で、小さな穴を開けてこいつを頑張って通します。↓すごい頑張った
このままだと全開になってしまい破損してしまう可能性があるのでワイヤーを付けて必要なだけ開くようにします。
こちらも流用。後面のフックを留めているボルトに挟み込んで固定してます。
底板の作成と色々
今回使用したのは250×450×13mmの普通の板。400円ぐらいとかなりお安いのとこのサイズだったらいちいちカットしなくて良いので購入しました。
↑いっぱい穴が開いてるのは試行錯誤の末。
板と箱を固定するのに穴を開けます。ボルトは以前使っていたM8を流用。
ちなみにすでに固定されていますが、最終的に別の固定方法に変更します。
一応マスキングテープ的なので穴隠し防水も兼ねてぐるぐる巻きにします。
キャリアへの固定方法
まずキャリアからずれないようにするためゴム足を取り付けます。
こちらはM6ボルトを使って固定。底板とホムセン箱の間に隙間があるので、底板にだけ固定します。
さらにキャリアとの固定用に凸型のステーを使います。
ステーの固定は鬼目ナットを使って固定。このほうがいちいち底板を外したりしなくて済むので楽。
セローのキャリアは20mm×20mmサイズなので若干大き目の凸型ステー(25mmぐらい)を用意して耐震ゴムをつけてフィットするようにします。↓
↑こんな感じに固定。本当は何か所か固定したかったがどうせベルトも使って固定するのでとりあえず両サイド二か所に取り付け。
経験上どんなにベルトで強固に固定しても、箱が徐々に前にずれていってしまうのは箱が跳ねてしまうのが原因です。
ですので今回ステーで箱が跳ねないようにしつつベルトで固定しておけば、恐らくずれることは無いと思いこのような固定方法を採用しました。万が一ステーが破損してもベルトが保険がわりになってくれますし。
この位置ならぎりぎり工具が入るのでOK。
他の車種だとキャリアが後ろに出っ張っているので下から工具で止めるのが簡単なんですが、セローはテールカウルがあるのでなるべく工具が入るような場所で固定します。後々めんどくさいですし。
これで箱側の加工は完成です。
完成図
そこそこ大きくなりましたがこれぐらいの横幅なら許容範囲内かな。後はサイドバックサポート用の穴を使ってL字ステーで箱を固定するのもありかも。
ちなみにガンザキはナットを溶接してあります。(錆止め塗ってないからサビサビ)
最後に
キャンプ用品を入れてみました。あとここにモンベルシュラフ(ダウンハガー)の1番と3番両方入れてもまだ少し余裕があるぐらい。テーブルも大き目のもう一つ入れられるかな?
北海道行くときはさらにサイドバックをつけていけば完璧です。うむ。中々良い出来だ。
お会計
箱=1500円
板=400円
鬼目ナット=300円(4個)
ゴム足=150円×4個
凸型ステー=250円×2個
ゴムクッション=200円(8個)
各種ボルト・フック類=流用
byガンザキ