アドレスV100その1 V125フロントフォーク流用
あけましておめでとうございます。 2015年も当ブログをよろしくおねがいします。 えー今回は毎年恒例(?)の年末のバイクメンテナンス CBR400RRではなく通勤快速のアドレスV100のメンテナンスです。
今回用意したパーツは
1、アドレスV125のフロント周り一式(三つ又+フォーク)年式はK5の物を使用
2、アドレスV125アクスルシャフト(NYCのチタンコートアクスルシャフト)
3、アドレスV125ステムベアリング・レース類一式(純正)
4、アドレスV125ブレーキキャリパーマウントボルト(今回は手持ちのボルトで代用)
5、メーターケーブル
6、ブレーキパッド
7、ブレーキオイル
8、ブレーキホース
1~4の赤文字はアドレスV125のフロントフォーク流用に必要なパーツで残りはメンテナンス部品です。
左がV100のフォーク、右がV125のフォークです。
写真ではV125の方が長く見えますが実際はステム(?)が若干125の方が短いです
※後述しますがこのステムの長さが短いためハンドルカウルを削る小加工が必要になります
【フロント周りの外装取り外し】
1、カウルを外します。 フロントカウルは正面のボルト3つと裏側にいくつかのボルトがあります。 カウルは爪でも固定されているので折らないように
2、ハンドル周りのカウル 今回、ブレーキやメーターケーブルの交換も兼ねているので配線もろもろも含めてすべて外します。 こちらのカウルも爪がありますので折らないように
↑この爪に苦戦してカウルが割れたの図
↑すべて外すとこんな感じ。
【ハンドル・キャリパー・フロントタイヤの取り外し】
1、赤丸のボルトを外しハンドルを外します。先にカプラーやワイヤー類を外しておくと楽です。
2、キャリパーの取り外し キャリパーマウントのボルト2つだけ外せばキャリパーがとれます。
赤丸の部分を外してブレーキホースも取り外します。
3、タイヤの取り外し キャリパーを外してあるのでアクスルシャフトを抜けばタイヤは外せます。あ、メーターケーブルも交換するのでメータギアからワイヤーも外しておきます。
【ステムの取り外し】
1、上記写真の1番のステアリングステムロックナットを外します。 写真を見てわかると思いますが本来は特殊工具が必要な形状になっていますが、そこまでトルクのかかっている部分ではないのでマイナスドライバーか何かで溝に当てて軽くたたけば回ります。
2、2番のワッシャー、3番のステアリングアウターアッパーレースを外します。 ステアリングアウターはウォーターポンププライヤーなんかで外します。
↑ステムを抜いた後の写真ですが。き、汚い・・・ アドレスV100のステアリングのベアリングはボールが一個一個バラバラに入っています。 今回は交換しますので問題ないのですがステムを抜くときにばらばらと落下して紛失する可能性が高いので再利用するかたはご注意を。 同様に下側にもベアリングが入っていますがステムを抜くと絶対に落下します(笑) どうやって落とさないように抜けるんだ・・・
3、ステアリングレースの取り外し
今回レースもすべて交換するのでレースもはずします。 ネットでは長めのマイナスドライバーでレースにひっかけて叩くと書いてありましたがガンザキは大型のエクステンションバー(?)があるのでこれをハンマーで叩いて外しました。
【ステム取り付け】
1、ステアリングレース・ベアリングの組み込み
ステムを取り付ける前にレース類を新品に組み込みます。
左上から
51611-16A00 レースステアリングインナーアッパー ¥205
51612-16B00 レースステアリングインナーロア ¥475
51621-16A01 レースステアリングアウターアッパー ¥367
51631-33G00 ステアリングステムロックナット ¥172
左下
09166-26001 ワッシャー ¥75
51622-16B10 レースステアリングアウターロア ¥378
09269-31001 ベアリング(下側) ¥388
09269-25015 ベアリング(上側) ¥378
これらを組み込んでいきます。
本来は特殊工具が必要な打ち込みですがそんなものはないのでレースと同じ大きさのソケットをあてがって打ち込みます。 グリスをたっぷり塗ってベアリングを取り付けます
↑やりすぎかな?(笑)
【インナーフェンダーの加工】
このままポン付けというわけにはいかないのです 上の写真の赤丸部分(三つ又とハンドルロック部分)がインナーフェンダーに干渉してしまうためインナーフェンダーを加工します。 切って貼っての繰り返しになるのも面倒だったのでWATANA-BASE様の記事を参考に加工しました。 ↓
後はそのまま組み付けるだけです。 ステアリングステムアッパーはステアリングのガタがなくなるぐらいまで締めこんでください。
【メーターカウル加工】
最初の方にも書きましたがステム部分が若干短くなる(ハンドルが低くなる)のでメーターカバーの下部を多少の加工をします。 と言っても下側を数ミリ削るだけなのでそこまでの加工ではありませんが ガンザキはグラインダーで少しずつ削り合わせました。 実際削らなくても取り付けることはできますが若干あたってしまうのでハンドルを切るとぎーぎーと音が鳴ってしまいますので・・・・
【タイヤ取り付け】
タイヤの取り付けも特に加工等は必要ないのですが アクスルシャフト ブレーキキャリパーボルト 上記二つはV100に比べてV125の方が長いのでV125の物が必要となります アクスルシャフトはNYCのチタンコートアクスルシャフト、キャリパーボルトは手持ちにあった少し長めのボルトで取り付けました。
今回、ホイールはV100の物を使用しているので本来であればアクスルシャフトにカラーやらスペーサーをかまさなくてはいけない(ブレーキ側。ブレーキのセンターが出ないので)のですが、ガンザキはなぜかもともとV100についていたカラーでブレーキのセンターがでました(笑) んーK5のフォークを使っているからなのかなあ・・・
ということで今回はとりあえずここまで。 次回はブレーキ周りとサスペンション交換、ベルト・ウェイトローラーの交換を記事にしたいとおもいます。